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審査規定
審査は、純粋に演技内容に対して行われるもので、その時の演技内容以外いかなる要素(過去の受賞経験、年齢、容姿、学歴等)も審査の対象にならない。
審査は「難易度」「完成度」「演技構成」の三点に基づいて行われる。それぞれ30点満点であり、各審査員が一点刻みで点をつける。
・難易度 30点
そのルーティーンはどれほど難しいかを評価する。
技一つ一つの難易度の他、技のコンビネーション、技のバリエーションの多さ、手数の多さなども難易度の評価の対象となる。なおこの難易度の評価には技の希少さの程度は考慮されない。また、完成度との重複を避けるため、ドロップは難易度に影響しないこととする。
もちろん、ある技が成功しなければその技に対する評価は失敗の程度により考慮する。また、ジャグリング以外の技術、例えば楽器の演奏やアクロバティックスなどのテクニックはそれ単独では技術点の評価の対象にはならない。ただしそれがジャグリングと組み合わされ、それによってジャグリングの難易度が上がるときは評価の対象となる。
・完成度 30点
演技者が個々の技をミスなく成功させられたかどうかと、演技者自身のルーティーンに対する熟練度の高さを評価する。
ドロップ・ミスが多ければ減点の対象となる。ジャグリングのフォーム、安定感、ミスからのスムーズなリカバリーなども評価の基準となる。
・演技構成 30点
ルーティーンの流れ、音楽との調和、衣装やキャラクター、使う道具やセット、演技全体の魅力及び芸術性などにより総合的に評価される。ジャグリングに関係のない技術もそれが全体的な演出をひきたてるものであれば、評価の対象となる。
・ルーティーンの制限時間は、男子ジュニア、女子ジュニアは3分30秒、男子個人、女子、チームは5分である。制限時間を超えタイムオーバーとなった場合、その超過時間に応じて次の要領で減点、または失格の判断をする。
5秒以内 -1
10秒以内 -2
15秒以内 -4
20秒以内 -8
25秒以内 -16
30秒以内 -32
31秒以上 失格
・また禁止事項に反する演技をした場合、失格とすることがある。
・以上の事項を踏まえた上で、審査員それぞれが審査を行う。審査員全員の点数の平均により順位を決定する。なお、得点が同じだった場合、以下のような優先順位で一位、二位、三位を決定する。
①難易度点と完成度点の合計が高いもの
②難易度点が高いもの
③審査員による多数決で多く得票したもの
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